未知なるギフト
ロマンスイーツ

昔ながらの製法と
昭和をまとった包装紙。
店先にならぶスイーツは、
町が静かに育てた味覚の記憶装置だ。
見たことがないのに、
どこか懐かしいロマンスイーツ。
それは、郷愁と発見が共犯関係になった、
甘美な一瞬の標本かもしれない。